2005年09月20日

大学受験(その4)

浪人生活。

とはいっても実質10ヶ月しかない(4月~1月)。
10ヶ月で本当に大学に合格できるのだろうか?と不安もあったが、とりあえず一日一日を大事に頑張るしかない。

「私立文系基礎コース(英語強化)」という最低レベルのコースに入った。
何しろ中学高校と殆ど勉強しなかったので、一般人以上に努力をしないと「大学受験レベル」に到達できない。
まずは基礎から固めないとならないので勉強漬けの生活を覚悟した。
「その日の授業で勉強したことは、確実にその日の内に消化すること」をモットーに、予習復習にいそしんだ。

10ヶ月間マシーンの様に勉強した・・・。
行き帰りの地下鉄の中で英熟語と英単語を毎日欠かさず本がボロボロになるまで繰り返し暗記した。
休み時間に英単語を一つでも多く覚えるため、時間がもったいのでタバコをやめた。
※未成年はタバコを吸ってはいけません!(未成年喫煙禁止法1条)
ペースを乱す飲み会は断った(浪人中数回しか飲まなかったと思う)。
※未成年はお酒を飲んではいけません!(未成年飲酒禁止法1条1項)

国語・英語・日本史の3科目とはいえ基礎力が絶対的に不足しているので予習復習は大変だった。
予備校に入って初めて英語の関係代名詞をきちんと勉強した(実話)。
ただ、確実に授業内容を消化することで、一歩一歩着実に基礎力を固めている実感はあった。

例外は古文・・・。
基礎の基礎を勉強していないので、いかに「基礎コース」といっても授業についていけなかった。
これじゃマズイと思い、夏休みに超基礎参考書を買って集中して独学で勉強したら、後期から授業内容もよく理解できるようになり得意科目になった。
古文は結構面白い。理解できると数百年前の人が書いた文章がスラスラ読めるようになる。
その道に進もうかと思ったくらい面白くなった。

夏休みにコース変更の機会があり、「私立文系選抜クラス」を受験したら合格した。
選抜コースの中では一番下のクラスだが、以前の基礎クラスより8つクラスがランクアップした。
テキスト等が選抜コース向けになったが、何とか付いていく事ができた。

選抜コースといっても「日東駒専」(日大・東洋・駒澤・専修)に合格できれば万々歳という目標のクラスだった。
ちなみに以前の基礎コースは「大東亜帝国」(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘)に合格できれば万々歳クラス。
ただクラスの設定目標大学はあくまで目標であって、選抜コースのクラス担任が「現実的にはこのクラスの半分以上がどこの大学にも入れないでしょう」と言っていた。予備校的にはどうかと思う発言だが、現実はその通りだ。

マシーンの様な生活を続けてたら、予備校では結局一人も友達が出来なかった(ていうか作らなかった)。話している時間も惜しかった。ターミネーターのような雰囲気の奴だったと思う。
成績の方は、授業の消化に精一杯で、アウトプットが追いつかず実力テストでは偏差値50を超えることはなかった。
志望校を適当に「駒澤」とか「大東文化」とか書いたがC判定を超えることはなかった。
わずかに二部(夜間)の学部がB判定くらいだった。

平成5年(1993)の秋も終わりが近づき、大学によっては入試(給費生試験=奨学金付きの特待入試))を行うところもあり、11月に1校受験してみることにした。

さてどうなることやら・・・。

その4につづく


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今日の夕食は大学院の友人とお好み焼き・もんじゃ焼きの「月島亭」へ。大学から車で10分弱の距離。広島風ではなく関西風。東京で一般的に食べてるのは関西風なのね。
本日の広島弁講座
「めげる」→壊れる。
用法:「それ、めがしとってよ。」→それ、壊しておいてよ。
違う?コメント求む。

at 02:24コメント(0)大学受験  

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